題名のない音楽会は1964年にスタートし、2017年3月に放送2500回を迎えたテレビ朝日の最長寿番組です。
お住まいの地域によって異なることもありますが、基本は毎週土曜日の朝10時から放送されています。
この記事では、題名のない音楽会の歴代司会者と交代の理由について解説しています。
題名のない音楽会といえば、クラシック音楽に詳しくない方でも一度くらいは見聞きしたことがある番組なのではないでしょうか。
なんと2009年には「世界一長寿のクラシック音楽番組」としてギネス記録に認定もされています。
ちなみに私が一番好きなのは「振ってみまSHOW!」という一般の方がオーケストラの指揮を振ってみるという企画です!
題名のない音楽会 司会は歴代6名!
題名のない音楽会ですが、これまでの約60年の歴史の中で司会をされた方は歴代6名いらっしゃいます。
長寿番組の割には司会の交代があまり多くない印象です。
クラシック音楽に詳しく、出演される音楽家の方ときちんとコミュニケーションを取りつつもクラシック音楽に詳しくない視聴者を置いてきぼりにしないような解説ができ、かつテレビ番組としての進行も問題なくできる方、と考えると、司会を務めることができる方というのもそんなに多くないように思います。
題名のない音楽会 歴代の司会と交代の理由
題名のない音楽会 歴代の司会と、交代の理由をそれぞれまとめてみました。
黛敏郎:1964年8月~1997年10月
黛敏郎さんは戦後のクラシック音楽、現代音楽界を代表する音楽家のお一人です。
題名のない音楽会の番組企画にも深く携わっていらっしゃったようです。
番組のキャッチフレーズは以下でした。
「あなたは音楽が嫌いですか? 退屈ですか? 難しいですか? 音楽なんかなくたって人生は成立すると考えますか? もしあなたがそう思っているなら、あなたはこの番組を見る資格があります。私たちの番組はそうした人たちにささげる番組です」
主に現代音楽を取り扱い、ポップスや軽音楽が披露されることは少なかったようです。
黛敏郎さんの言動が右傾化したり等色々あったようですが、題名のない音楽会の番組収録中に体調を崩され、1997年の4月にお亡くなりになるまで司会を務められました。
尚、永六輔さんが1997年4月~9月の間司会代行を務められていました。
武田鉄矢:1997年10月~2000年3月
武田鉄矢さんは「金八先生」などの俳優活動や、海援隊「贈る言葉」などでの音楽活動で大変有名な方ですので、題名のない音楽会の司会を務められていたというのはとても意外です。
武田鉄矢さんが司会を務められていた間はポップス中心に移行し軽音楽を扱う機会も増えていたようです。
武田鉄矢さんが司会を交代された理由については情報がありませんでしたが、ひょっとしたら番組の元々のコンセプトと少し違ってきてしまったのかなという気もしますね。
羽田健太郎:2000年4月~2008年3月
羽田健太郎さんは元々クラシックのピアニストでしたがスタジオ・ミュージシャンとしてバックバンドでの演奏やテレビで使われる楽曲の作曲などもこなされる多才な方でした。
トークもお上手で、トーク番組のパーソナリティーとしてもご活躍されていたようです。
視聴者に分かりやすく、ユーモアを交えた博識と品格のあるトークで番組を盛り立て、番組内でピアノを演奏されることもありました。
羽田健太郎さんは2007年6月にお亡くなりになるまで司会を務められました。
佐渡裕:2008年4月~2015年9月
佐渡裕さんはオーケストラや吹奏楽の指揮者としてご活躍なさっている方です。
佐渡裕さんが司会を務められていた間は、私の好きな「振ってみまSHOW!」をはじめとするコミカルな企画が数多く放送されていた印象があります。
佐渡裕さんが司会を交代された理由ですが、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督を務めることとなり、ヨーロッパを中心に客演指揮者としてオーケストラの指揮活動をしていくことを考えると、毎週番組を作っていくことが物理的に不可能になってしまったためとのことです。
佐渡裕さんの経歴などについてはこちらの記事もどうぞ。
五嶋龍:2015年10月~2017年3月
五嶋龍さんは世界的にも有名なヴァイオリニストですが、番組史上最年少の27歳にて司会に就任されました。
五嶋龍さんが司会を務められていた間は、世界を代表するバイオリニストとの共演や、ゲーム・アニメ音楽への挑戦など五嶋さんの独自性を生かした番組構成になっていました。
五嶋龍さんが司会を交代された理由ですが、元々ニューヨークを拠点として活動されており、音楽活動を発展させていくうえで日本とを行き来しながら司会を全うすることが難しくなったためとのことです。
石丸幹二:2017年4月~
石丸幹二さんは東京音楽大学でサックス、東京芸術大学で声楽を学ばれ、ミュージカルやストレートプレイといった舞台を中心に活動なさっている方です。
番組の中でもサックスを演奏されたり、歌を披露されたりすることもありますね。
以前はコンサートホールでのオーケストラ演奏を収録したものが多く放送されていた印象がありますが、石丸幹二さんが司会を務められるようになってからはスタジオに音楽家の方を招いた小規模な演奏スタイルのものが放送されることも増えてきたように思います。
お好みなどもあると思いますが、こちらのスタイルも音楽への興味・関心を持つのにはなかなかよいのかなと思います。
司会を務めている間に亡くなった方がお二人もいらっしゃるというのはちょっと意外でしたが、それだけ司会の方の意向が色濃く出る番組というか、テレビ局やスポンサー側が司会の方を信頼して番組作りをされていた証拠なのかなと私は思いました。
石丸幹二さんの長いご活躍を期待しております!
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