鈴木愛美 浜松国際ピアノコンクール優勝! ショパンコンクールに出る?

音楽家

2024年12月に開催された、第12回浜松国際ピアノコンクールで日本人として初めて優勝した鈴木愛美さん。
音の1つ1つの響きを大切にしながらも、流れるような音楽表現が大変魅力的なピアニストだと思います。

この記事では、浜松国際ピアノコンクールで日本人初優勝の快挙を成し遂げた鈴木愛美さんの経歴・プロフィールや、2025年10月に開催されるショパンコンクールへの出場についてまとめています。

鈴木愛美さん ショパンコンクールへの出場について

浜松国際ピアノコンクール優勝者は、ショパンコンクールの予備審査・予備予選が免除になり、本大会に直接参加することができます。

ショパンコンクールについてはこちらの記事もご参考になさってください!

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亀井聖矢さんなんかは典型的かなと個人的には思ったりしています笑

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鈴木愛美さんがご出演なさる浜松国際ピアノコンクール入賞者の褒賞ツアーでは、コンクールでも演奏されたベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番をはじめ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ショパンなどの作品を演奏することが予定されているようです。
そこまでゴリゴリショパン、という感じではなさそうではあります。

ただ、せっかくショパンコンクールの本大会に直接参加できる絶好の機会ですので、鈴木愛美さんがショパンコンクールに出場される可能性はゼロではないかなと思います。

最近は日本人の若手ピアニストの活躍が目覚ましいところですが、個人的には男性ピアニストの方が多いかなという印象を持っています。
以下の記事で今注目の日本人若手ピアニストを10名ご紹介していますが、小林愛美さん以外は皆男性なんですよね……。

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私個人的には、鈴木愛美さんにはぜひともショパンコンクールにもご出場いただき、好成績を収めていただいて「日本人ピアニストは女性もすごいんだよ!」ということを知らしめていただければと思っています。

鈴木愛美さん 経歴・プロフィール コンクール受賞歴

鈴木愛美さんの経歴・プロフィールについてご紹介します。

経歴・プロフィール

鈴木愛美さんは2002年大阪府でお生まれになり、4歳でピアノを始めました。
兄2人・弟1人の4人兄弟で、幼い頃はお兄さまと発表会で連弾を楽しんだりもなさっていたようです。
幼い頃は「ソナチネ」やチェルニーの練習曲を弾くのが楽しかったというお話があります。
ソナチネはともかく、チェルニーの練習曲って個人的には正直あまり弾いていて面白くないので、変わっているというか本当に練習好きだったのかどちらかですね……。

大阪府立夕陽丘高等学校音楽科を経て、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を首席でご卒業されています。
2025年1月現在は、東京音楽大学大学院修士課程に特別特待奨学生として在学中です。

好きな作曲家はシューベルトだそうです。
確かに、鈴木愛美さんの音楽表現にマッチした曲が多い印象がありますね。



主なコンクール受賞歴

鈴木愛美さんの主なコンクール受賞歴は以下の通りです。

  • 2023年第47回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞
  • 2023年第92回日本音楽コンクールピアノ部門第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞、INPEX賞
  • 2024年第12回浜松国際ピアノコンクール第1位(日本人初)および室内楽賞、聴衆賞、札幌市長賞、ワルシャワ市長賞

これだけ見ると大変華やかな経歴に見えますが、実は鈴木愛美さん、ピティナ・ピアノコンペテイションには2007年からほぼ毎年出場なさっています。
出場年と結果を以下に纏めてみました。

  • 2007年:A2級
    予選参加
  • 2008年:A1級
    本選奨励賞
  • 2009年:A1級
    予選参加
  • 2010年:B級
    予選参加
  • 2011年:B級
    本選参加
  • 2012年:C級
    決勝進出 ※初めての全国進出
  • 2013年:D級
    本選優秀賞
  • 2014年:D級
    本選優秀賞
  • 2015年:D級
    本選奨励賞
  • 2016年:E級
    本選奨励賞
  • 2017年:E級
    本選優秀賞
  • 2018年:F級
    決勝ベスト17賞
  • 2019年:G級
    二次予選進出
  • 2021年:Pre特級
    動画審査参加
  • 2022年:特級
    二次予選進出
  • 2023年:特級
    グランプリ

ご覧いただけるとお分かりになる通り、本選に進めずに終わっている年もあったりと、毎回好成績を収めているという訳ではないのですね。
師事されていた先生にも「亀の歩み」と評されていたこともあり、鈴木愛美さんは天才型というよりはコツコツと努力を積み重ねていかれるタイプです。
それが日本人初の浜松国際ピアノコンクール第1位という結果につながったというところが本当にすごいことだと思います!!

話題のピアニスト、鈴木愛美さんに引き続き注目して応援していきたいと思います!

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