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N響指揮者 歴代を紹介!日本人もいる?

音楽家

N響の略称で知られるNHK交響楽団。

日本随一のオーケストラといっても過言ではないと思います。

この記事では、N響指揮者の歴代と、日本人もいるかどうかについて紹介しています。

N響といえばかつては「N響アワー」、今では「クラシック音楽館」という番組名で毎週日曜の21時からNHK Eテレにてコンサートの様子が放送されていることでも有名ですね。

一流の演奏者、一流の指揮者による演奏は日本国内ではもちろん、海外でも高い評価を受けています。

そんなオーケストラで指揮を振っていたのはどんな方々なのか気になります。

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N響指揮者は歴代で29名いる

N響の歴代指揮者ならびに名誉職に就いている客演指揮者について以下の通りまとめてみました。

 

お名前(敬称略) 役職 任期
近衛秀麿 1926年 1月-1935年 2月
ヨーゼフ・ケーニヒ 1927年 4月-1929年 4月
ニコライ・シフェルブラット 1929年 7月-1936年 7月
ジョセフ・ローゼンストック 専任 1936年 8月-1946年 9月
常任 1956年 3月-1957年 3月
名誉 1951年 8月-1985年10月
尾高尚忠 専任 1942年 4月-1951年 2月
山田一雄 専任 1942年 4月-1951年 7月
高田信一 専任 1944年 4月-1951年 5月
クルト・ウェス 常任 1951年 9月-1954年 8月
ニクラウス・エッシュバッハー 常任 1954年 8月-1956年 3月
ウィルヘルム・ロイブナー 常任 1957年 3月-1959年 2月
ウィルヘルム・シュヒター 常任 1959年 2月-1962年 3月
アレクサンダー・ルンプフ 常任 1964年 8月-1965年 7月
ヨーゼフ・カイルベルト 名誉 1967年 1月-1968年 7月
ロヴロ・フォン・マタチッチ 名誉 1967年 1月-1985年 1月
ウォルフガング・サヴァリッシュ 名誉 1967年 1月-1994年10月
桂冠名誉 1994年11月-2013年 2月
岩城 宏之 1969年 2月-2006年 6月
オットマール・スウィトナー 名誉 1973年 1月-2010年 1月
ホルスト・シュタイン 名誉 1975年 3月-2008年 7月
外山 雄三 1979年 2月-2023年 7月
森 正 1979年 2月-1987年 5月
ヘルベルト・ブロムシュテット 名誉 1986年 1月-2016年12月
桂冠名誉 2016年12月-
若杉 弘 1995年 4月-2009年 7月
シャルル・デュトワ 常任 1996年 9月-1998年 8月
音楽監督 1998年 9月-2003年 8月
名誉音楽監督 2003年 9月-
ウラディーミル・アシュケナージ 音楽監督 2004年 9月-2007年 8月
桂冠 2007年 9月-
アンドレ・プレヴィン 首席客演 2009年 9月-2012年 8月
名誉客演 2012年 9月-2019年 2月
尾高忠明 2010年 1月-
パーヴォ・ヤルヴィ 首席 2015年 9月-2022年 8月
名誉 2022年 9月-
ファビオ・ルイージ 首席 2022年 9月-
下野竜也 2023年10月-

引用元:指揮者 | NHK交響楽団 (nhkso.or.jp)

オーケストラの指揮者にはいくつか種類があり、またN響では一時期「指揮者」ではなく「音楽監督」という名前の役職を置いていた時期もあったようです。

私の想像ですが、客演指揮者(いわゆるゲスト)を除く指揮者の役職について、えらいと思われる順に並べてみました。

  • 桂冠名誉指揮者:名誉職
  • 名誉指揮者:名誉職
  • 常任指揮者
  • 専任指揮者
  • 正指揮者

世界的にも有名な指揮者や、名盤と呼ばれる録音を残されている指揮者など実に多彩なメンバーがN響の指揮者を務められていらっしゃいました。

客演でも「首席」や「名誉」がつくなど、正直どういう基準になっているのかよくわからないのですが、それほどN響とよい関係を築いていたということなのかなと思いました。

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N響指揮者 日本人の主な客演指揮者

N響で指揮をするのは正指揮者以上の方だけではなく、普段他のオーケストラを降っているようなゲストの方、いわゆる客演指揮者と呼ばれる方も多くいらっしゃいます。
基本的には1回~数回、N響と馬が合えば何度も呼ばれるということもあるようです。

日本人の主な客演指揮者は以下の3名の方です。

  • 朝比奈隆
    大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪フィル)の音楽総監督を務めた方です。朝比奈隆さんはベートーヴェン交響曲全集を7回、ブルックナー交響曲全集を3回、ブラームス交響曲全集を4回録音されています。
    レパートリーがかなり偏っているようにも思えますが、朝比奈隆さんならではの重厚な作りの音楽は好きな方にはたまらない魅力があります。

 

  • 小澤征爾
    ウィーンフィルやベルリンフィルの名誉団員であり、世界的にも大変有名な名指揮者です。
    惜しくも2024年にお亡くなりになりました。
    N響とは感情的な軋轢によりオーケストラからボイコットを受けるという事件があり、これをきっかけに拠点を海外に移されました。その後の目覚ましいご活躍はご存じの方も多いのではないでしょうか。
    尚、事件後実に30年以上の時を経て再度N響で指揮をされています。

 

  • 渡邉暁雄
    日本フィルハーモニー交響楽団の創設に尽力され、終生日フィルとは緊密な関係にあった方です。
    ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーといった古典・ロマン派の人気曲から近現代音楽までレコーディングされるという広大なレパートリーをお持ちです。
    主に国内でご活動された方ですが、お母さまがフィンランド人ということもありヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の来日時には指揮をされています。

 

思いの外日本人の客演指揮者の方は少ないな、というのが正直な印象です。

数回だけ指揮をされる方は多数いらっしゃるのかも知れませんが、「主な客演指揮者」としてお名前が残る方はやはり世界的にご活躍なさっている方々ですね。

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N響ってどんなオーケストラ?

N響は日本最高峰のオーケストラの1つと言えると思いますが、その始まりは1926年にまでさかのぼります。

初代指揮者である近衛秀麿らによって設立された「新交響楽団」が母体だといわれています。

2023年12月には第2000回定期が開催され、その歴史の長さがうかがえます。

N響は東京都渋谷区にあるNHKホールを本拠地としています。

2024年4月現在、公式webサイト上で確認できるオーケストラメンバーは112名です。

大河ドラマのオープニングテーマは毎年N響の演奏によるものですが、その他紅白歌合戦などの音楽番組では演奏しないことになっているようです。

ただ、Eテレで放送されている「ピタゴラスイッチ」の1コーナー「アルゴリズムたいそう」でN響メンバーが演奏したり体操を披露する会がありました。
さすがの演奏のうまさでした!

N響では定期公演として以下3つのプログラムが月に2公演ずつ、6公演開催しています。

このほかにも特別公演や地方公演が開催されており、8月や年末年始期間を除くと毎月だいたい8公演位が開催されているようです。

公演内容ももちろんですが、どの指揮者が振るのかで聴きに行くコンサートを選ぶという楽しみ方もあると思います。

その点N響は、様々な楽しみ方ができるオーケストラの1つと言えるのではないでしょうか。

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