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威風堂々 意味は?歌詞や作曲の経緯について紹介!

威風堂々、という曲をご存じでしょうか?
テレビ番組などでも使われることが多い威風堂々、堂々とした行進曲と美しい中間部が印象的な曲です。
この記事では、威風堂々の意味や歌詞、作曲者についてまとめています。

威風堂々、なんか強そうな感じがしますけど本当はどんな意味なんでしょうね……?
歌詞がついており、歌われることもあるようですがどんな歌詞なのか、どんな意味なのか気になるところです。
また、どういう経緯で作曲されたのかも気になりますね。

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威風堂々 どういう意味?

威風堂々とは、「態度や雰囲気やたたずまいが威厳に満ちていて立派なさま」という意味だそうです。
「威風」は、威厳のある様子や威勢の強い様子、「堂々」は力強く立派な様子や隠すことも恥じることもなくこそこそしていない様子を指します。

威風堂々の意味、まさに曲調にぴったりの意味ですね!

ただ、これは日本語での曲名でして、元々は英語で「Pomp and Circumstance」という曲名がついています。
これ、直訳しますとPompは「荘厳さ」、Circumstanceは「状況」といった意味ですので、「荘厳さと状況」というなんだかヘンテコな曲名になってしまいます。

実は英語での曲名は、シェイクスピアの戯曲「オセロ」から来ているものでして、

“”Pride, pomp and circumstance of glorious war””
「名誉の戦争にはつきものの[……]誉れも、飾りも、立派さも」(坪内逍遥訳)

から取られているそうです。なるほど……!

威風堂々は相当の意訳ですが、素晴らしい訳だと思います!

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威風堂々 どんな歌詞がついている?

威風堂々ですが、中間部のメロディーに歌詞を付けて歌われることもしばしばあるようです。
どんな歌詞がついているのか調べてみました。
ぜひ合唱を聴きながら見てみてください。

Land of Hope and Glory,
Mother of the Free,
How shall we extol thee,
Who are born of thee?

希望と栄光の国よ、
自由の母よ、
私たちが生まれたこの国を、
どのように讃えようか?

Wider still and wider
Shall thy bounds be set;
God, who made thee mighty,
Make thee mightier yet,
God, who made thee mighty,
Make thee mightier yet.

さらに広がり、さらに広く、
あなたの領土が拡がることでしょう。
神よ、あなたを強大にした方よ、
さらに偉大にしてください。
神よ、あなたを強大にした方よ、
さらに偉大にしてください。

……まあ、イギリスの愛国歌として親しまれているだけに、歌詞の内容としては国が栄えてどんどん強大になり、領土を拡大していくぞ!という感じではありますね。

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威風堂々 作曲者と作曲の背景について

威風堂々は、イギリスの作曲家エルガーによって作曲されたオーケストラのための行進曲集です。
私たちが普段「威風堂々」と呼んでいるのは第1番で、実はエルガーは生前に威風堂々第1番から第5番まで作曲しています。
遺稿として見つかった未完成の第6番があり、こちらは21世紀に入ってから補筆完成されました。

威風堂々第1番は、元々は歌詞のないオーケストラ用の曲として1901年に作曲され、同年の10月19日に初演されました。
初演から3日後の演奏会ではお客さんが2度のアンコールを求めるほど大好評を博しました。

当時のイギリス国王であるエドワード7世から「歌詞をつけてほしい」という要望を受け、翌年に国王のための「戴冠式頌歌(しょうか)」を作曲する際、終曲の「希望と栄光の国」にこの行進曲の中間部のメロディーを用いています。

歌詞は元々威風堂々のためにつけられたものではなく、戴冠式頌歌にメロディーを引用した結果、威風堂々の演奏時にもその歌詞で歌われるようになったということですかね。



エルガーは、友人からの依頼でリヴァプールのオーケストラのために何か華やかな楽曲を作ることを求められ威風堂々を作曲したと言われています。
威風堂々の壮大で力強い行進曲と美しい中間部はイギリスの栄光を讃えているともされており、イギリスの帝国主義時代を象徴する楽曲であるとも言えますね。

威風堂々はサッカーの応援歌としてもよく歌われていますが、歌詞の内容としてはイギリスをたたえる歌なので、他の国の人が歌うのはどうなのかな……まあサッカーはイギリス発祥のスポーツとされているからギリギリありなのかな……とちょっとビミョーな気分になります……。

ただ、威風堂々の曲そのものが素晴らしいことには変わりないですし、合唱が加わることで曲のクライマックスに向けての盛り上がりが増すと思いますので、合唱つきで威風堂々という曲そのものを楽しむのは全然ありだと思います。

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