ラヴェル作曲のボレロをご存じでしょうか?
テレビ番組などでも使用されており、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ボレロという曲について解説しています。
どんなテレビ番組で使われているのか、また、色んな楽器が出てくるのですがどんな順番で出てくるのか、曲の特長などについて纏めてみました!
ボレロ(ラヴェル)どんなCMで使われている?
ボレロが使われている、最近の主なCMやテレビ番組についてまとめてみました!
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- フィギュアスケート選手権大会(フジテレビ系)
世界フィギュアスケート選手権、全日本フィギュアスケート選手権ほかを放送する時のテーマ曲として使われています。 - 『TVチャンピオン』(テレビ東京系)
優勝者決定時のBGMとして使われています。 - 『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)
弁護士軍団が結論を出す際のBGMとして使われています。 - ドラマ『リバーサルオーケストラ』(2023年)
- 東京2020オリンピック
国立競技場内での聖火到着から聖火リレー中の場内音楽として用いられました。 - 2024年パリパラリンピック
開会式の終盤、聖火到着の際のパフォーマンスで使われました。 - TENTIAL BAKUNE
疲労回復ウェアとして販売されているBAKUNEのCMで使われています。
TVCMだけでなく、YouTubeで流れてきたりもしますね。
- フィギュアスケート選手権大会(フジテレビ系)
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フィギュアスケートのテーマ曲として流れていたのはかなり印象的です!
リバーサルオーケストラはその名の通り、オーケストラを舞台にしたドラマですので、劇中で使われるのも納得ですね。
最近のオリンピック・パラリンピックでも使われていたということで、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
ボレロはこれらの他にも、過去に放送されたテレビ番組やCMなどでも数多く使われています。
また、12月31日から1月1日にかけて、テレビ東京系列で放送される東急ジルベスターコンサートのカウントダウン曲として5回も演奏されています。
また、バレエ曲であることから第5回では熊川哲也さん、第10回では西島千博(現・数博)さん、第21回ではシルヴィ・ギエムさんをダンサーとしてゲストに迎えています。
ジルベスターコンサートの詳細についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
ボレロ(ラヴェル)で出てくる楽器の順番は?
ボレロでは、同じメロディーを様々な楽器が繰り返すことで曲が進んでいきます。
どの楽器がどういう順番で出てくるのかまとめてみました!
ボレロ(ラヴェル)でメロディーを演奏する順番
- フルート
- クラリネット
- ファゴット
- 小クラリネット
- オーボエダモーレ
- フルート、トランペット(弱音器付き)
- テナーサックス
- ソプラノサックス
- ピッコロ(ホ長調とト長調)、ホルン(ハ長調)、チェレスタ(ハ長調)
- オーボエ、オーボエダモーレ(ト長調)、イングリッシュホルン、クラリネット
- トロンボーン
- フルート、ピッコロ、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット、テナーサックス
- フルート、ピッコロ、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン
- フルート、ピッコロ、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット、テナーサックス、ヴァイオリン
- フルート、ピッコロ、オーボエ、イングリッシュホルン、トランペット、ヴァイオリン
- フルート、ピッコロ、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット、トロンボーン、ソプラノサックス、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ
- フルート、ピッコロ、トランペット、サクソフォーン、ヴァイオリン
- フルート、ピッコロ、トランペット、トロンボーン、サクソフォーン、ヴァイオリン、ピッコロトランペット
実に18パターンもの組み合わせがあるのですね!!
一部の低音楽器を除く、ほぼすべての楽器がメロディーを担当しています。
楽器の違いを楽しみながら聴いてみるのも楽しそうです!
オーケストラの中では実に様々な楽器が使われていますが、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロといった弦楽器はやはりメインどころといえると思います。
弦楽器の違いなど詳細についてはこちらの記事にまとめています!
ボレロ(ラヴェル)解説!特徴は?
ボレロの特徴について解説します!
ボレロ(ラヴェル)曲の解説
ボレロはフランスの作曲家、モーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ曲です。
バレリーナからの依頼により、スペイン人役のためのバレエ曲として制作されました。
テンポにもよりますが、曲の長さはだいたい15分くらいです。
ボレロ(ラヴェル)解説:曲の特徴3つ
この曲の特徴はなんと言っても以下の3つに尽きます!
- 最初から最後まで伴奏が同じリズムの繰り返し
- 前奏4小節とコーダ(後奏部分)を除き、16小節のメロディー2パターンが繰り返し演奏される
- 曲の最初から最後まで大きなクレッシェンド1つ
最初から最後まで同じリズム、メロディーも2パターンしか出てこないなんて単調な曲なのでは……?と一瞬思ってしまいますが、毎回メロディーを担当する楽器が変わったり、伴奏を担当する楽器が変わったり、メロディーがハーモニーになったり変化しながら、曲の終わりに向かってだんだんと盛り上がっていきます。
最後にメロディーのパターンが変わり、そのままコーダになだれ込むところは圧巻の一言です。
テレビなどでは曲の最後の部分しか流れないことも多いですが、ぜひ一度最初から通して聴いてみていただくことをおすすめしたいです!
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